住職のつぶやき

髪の毛

昨年末(髪の毛を染めるのを止めよう)とふと思ったのでした。40半ばぐらいから染めているので自分の髪がどのぐらい白くなっているのかわからないけど、父方の祖母や叔母が綺麗な白髪なのできっと自分もそうなっているだろうと思ったのでした。

染めるのを止めると当然のことながら頭頂部が徐々に白くなってきます。1月半ば頃に会った友人に髪を染めるのを止めたというと、それは途中経過が面白そうだと喜ばれました。確かにツートンカラーは面白すぎる。どうしたもんじゃろ?と悩んでいた時にカラーコンディショナーなるものを見つけました。シャンプーの後に使うだけで髪が染まり、使うのを止めると徐々に色が落ちていくというのです。なるほど、白い部分が目立たなくなりました。3月、コロナ騒ぎでアルバイトがお休みになったのを機にカラーコンディショナーも止めました。徐々に色が落ちて綺麗な白髪になる予定だったのですが…。途中経過が思った以上に長かった。紫のような色からピンクのような色を経て未だに変化を続けております。そして驚いたことに自分が鏡で見える部分はかなり白髪なのですが、よく見えない後頭部は結構まだ黒いということがわかりました。頭の上下で色が違うのは防ぎましたが、完成形は前後で白黒ツートンカラーのファンキーなお坊さんになりそうです。

土地開発

今、あなたが住んでいる土地を半分寄付してください。そうすれば新しい住宅地に新しい家を建ててあげます。しかもその土地は価値が上がって2倍いや3倍になるかもしれませんよ。と言われたらどうしますか?私は引っ越すのは大変だし価値が上がっても土地を売る気がないので結構です。と言いたい。言いたかったし、実際に何度も言ったのに聞き入れてもらえなかった。

減歩率50%を越えるこの計画、市が強力に推し進めている。しかし、最終的には地権者で作る組合が責任をおうというものだ。どう転んでも市は収入が増えるという画期的な土地開発事業。

これに80%の地権者が賛同したという。宅地だけではなく、もて余している農地もあったからか。率先して動いていた自治会の主要メンバーへの忖度も感じられる。実際に説明会会場でそういう発言をした人がいた。以前ここで同じく土地をめぐって問題が起きたとき、異議申し立てをした人が村八分にされ、そこの土地を去っている。彼はこのことを人権問題として市にも訴えたと思う。市があの地域はボスザルさえ手懐ければいいと考えたとしたら。私達は民主主義国家に暮らしているはずなのに。市の思うがままに事は進められた。説明会会場で個別訪問で承諾書を集めた市に「民主主義じゃない!」と抗議した人がいたが、賛成80%という数字に従うしかない。

願わくは工場や倉庫だけでなく観光客も地元民も喜ぶような温泉施設とか道の駅とかそういうものができて欲しい。

#伊勢原北インター上粕屋地区土地区画整理

社会貢献?

「これでしばらく様子を見ましょう。次は3か月後に。」歯科医師にそう言われて帰りがけ次回の予約を入れると12月1日にだった。(えっ!12月?もう?)2020年、オリンピックイヤーにわくわくしながら幕を開けたのに。年明け早々にコロナ騒ぎが起こり振り回されているうちに年末を迎え用としている。

この夏は伊勢原を走る聖火リレーを見て、横浜の国際競技場でオリンピックのサッカーを見て、昨年台風で行けなかった旅行を兼ねて高校時代の友人と三人で北海道でオリンピックのマラソンを見て、最後はパラリンピックを見に行って終わる予定だった。例年通りの塾の仕事、寺の仕事が入ったらめちゃくちゃ忙しいだろうけど自国開催のオリンピックは自分が生きている間にはおそらくもうない。死ぬ気で遊ぶつもりだった(笑)

オリンピックが延期になっても北海道旅行は残った。ぎりぎりまで。ぎりぎりで「首都圏から出かけるのはまずいよね。」泣く泣くキャンセルした。もちろんまたキャンセル料発生である。キャンセル料で観光業に貢献した。アゲイン(泣)

その功徳か寺の行事で感染者を出すことなく無事に夏を終えることができた。何よりである。そう思うことにした。

お盆

このコロナ禍の中でお盆のお棚経をどうするか役員会で話し合ったところ「密にはならない」「時間が短い」そして一度無くすとこういうことは復活が難しくなるだろうということで例年通り回ることにしました。もちろん気になる方は遠慮なくお断りくださいという一文を添えてのご案内をしました。約30パーセントの方からご供養は寺でお願いしますというお断りがあり、また、できるだけ滞在時間を少なくしてまわったため時間に余裕のあるお棚経でした。棚経を断った方の中には緊急事態宣言中に田舎で親戚が無くなり葬式に行けなかったのでせめて新盆にお線香をあげに行きたいという方もいらっしゃいました。お葬式すらまともに出せない状態が続いています。異常事態であることを強く感じます。

朝、寺を出発前に検温し熱発が無いことを確認。口元にマウスシールドを着用して回りました。普段は塗香で清めるのですがアルコールを小さいスプレーボトルに入れて持ち歩き手指消毒をしてからご供養をするという一風変わった様子となりました。お経も声を抑えて早口に、挨拶もそこそこに余分な会話をせず感染防止に努めました。「あの夏はあんなだったねぇ。」と笑い話になる日が早く来るといいのですが。

大施餓鬼会

去る8月3日大施餓鬼会が奉修されました。新型コロナウイルスの感染を防ぐ為、例年と異なり、僧侶は三光寺住職、副住職の二人のみ、参列者は檀信徒を代表して役員さん8名と今年新盆精霊をお迎えする家の代表者で参列を希望された方4名で行われました。マスク着用は当然の事、玄関で体温測定をし発熱のないことを確認してアルコールジェルで手指消毒をしてからの参列をお願いし、お堂の窓も隙間を開け感染予防に努めました。

参列者を限定したので今年はお供物が上がらないのではないかと心配していました。僧侶も少ないお供物も少ない施餓鬼供養で申し訳ないと思っていたところ、みなさん施餓鬼会前にお供物をお届けくださいました。暑い中、多くの方が大施餓鬼会の前に供養料、お供物を届けに来て、また後日改めて塔婆を取りにおいでになりました。何度も寺に足を運んでいただいて本当にありがたくて涙がでました。

来年はいつも通り近隣のご僧侶をお招きして檀信徒さんも参列して大施餓鬼会ができるといいなぁと何でもない日常のありがたさを思うのでした。

 

鬼滅の刃

『鬼滅の刃』今、人気のコミックです。最新刊は発売当初どこの本屋さんも売り切れで、「売り切れました」の貼り紙が出るほどでした。ステイホームの期間中は貸本屋さんの棚はずっと空の状態で最近ようやく借りられるようになりました。人を喰う鬼と鬼を倒す鬼殺隊の戦いのお話しです。その中で一貫して叫ばれているのが「強い者は弱いものを守らなければいけない」ということです。私が子供の頃は弱いものイジメをするのは卑怯で恥とされていたのですがいつからそれが無くなったのか。イジメ、パワハラ、虐待、老人を狙った詐欺・・・世の中に溢れています。このコミックが人気ということは「自分が強い事に感謝し、強くないものを守っていく」そんな感覚が受け入れられているということなら喜ばしいことです。それを実現していってくれるともっと嬉しいと思います。