住職のつぶやき

How dare you 

国連本部で行われた「気候行動サミット」での16歳の環境活動家グレタ・トゥンベリさんの環境保護を訴えるスピーチが話題になった。強い口調で環境問題への取り組みの不十分さを訴えるその姿に共感して子供たちが色々な場所でデモを行ったという。

中学生の時だったか小学生だったか、光合成によって酸素が作り出されることを学んだ時に先生に「植物が無くなったら酸素が無くなって人間も死ぬのか?」と質問をしたことを思い出した。高度成長期で身の回りから山が消え畠が消え人工物がどんどん増えてきている時だった。先生は「そんなことはありえない」といった。そういうものなのか。と素直な私は思った。

今の子供たちの危機感はその比ではないのだろう。ぜひそのまま危機感を持って勉強してほしい。その若い柔軟な発想力で、二酸化炭素を出さない、人の力で制御できる、経済的にもものすごく有益な発電システムを生み出して環境破壊を止めてほしい。そしてトランプが「そのシステムをぜひ売ってくれ」と言ったら「How dare you」って言ってやればいい。

アニメ

日本のアニメ界の創成期をモデルにしたNHKの朝ドラ『なつぞら』が終わりました。男優陣が元祖イケメンの草刈正雄を始め国宝級イケメンと称される吉沢亮などイケメンパラダイスで楽しませていただきました。

アニメにどっぷりつかって子供時代を過ごしてきたので懐かしさもいっぱいでした。幼少期、私の一番のお気に入りだったアニメは『怪物くん』で、どのくらい気に入ってたかというと最終回を迎え放送が終わりになった時に「なんで終わるの?」と泣いて怒ったくらい好きでした。泣いて怒り続ける私に父が「テレビマンガを作るには同じような絵を何枚も何枚も書かなくちゃいけなくてそれは大変な作業で、作っている人がみんな疲れちゃったんだよ。」と言ったのです。その時は(また適当な事を言って私をだまそうとしている。)と思ったのでした。なんせ私を言いくるめるために色んなことを言う父でしたから。何年かしてアニメの仕組みを知り父が言ったのは本当だったと驚いたのでした。

子供を子供でいさせてくれるいいアニメに囲まれて育ったんだなぁと思います。たくさんたくさん同じような絵を描いてアニメを作ってくださった皆様ありがとうございました。

ラグビーワールドカップ

ラグビーワールドカップ、日本は白星発進となりました。幼い頃一緒によく遊んだ同じ年の従兄は、高校に入ってからラグビーを始めて顔に凄い擦過傷をつくったりしていました。「ラグビーは格闘技だから」そんなことを言ってた気がします。大学ではスポーツ新聞を作るサークルに所属してラグビーの記事を書いたりしていたようです。そんな彼が亡くなってもう今年で七回忌でした。先日彼のサークル仲間がお墓参りに来てくれました。「みんなでラグビーワールドカップ見に行くんですよ。M(従兄)に自慢してやろうと思って来ました。」「いやいや、彼もみんなと一緒にラグビーを観るためについていくと思いますよ」そんな会話をして楽しいひとときを過ごしました。若くして亡くなって不憫でしたがこんなにいい友人達と楽しい時間を過ごしてきたことがわかり短いけどいい人生だったのではないかと思いました。

梅干し

前回でも書きましたが今年は梅が豊作でした。急遽樽を買い足して漬けたのですがさすがにこれ以上は置いておくところもないしもう無理、というわけで近所の方にもらっていただきました。今日、その梅の一部が夏野菜のお土産と一緒に里帰りしてきました。きれいに赤く染まってほんのり紫蘇の風味もしてとっても綺麗な美味しい梅干しになってました。うちの子たちは親が(私が)紫蘇をけちったためか色の茶色い子になってしまいましたが・・・。同じ生まれの子供でも育ちが違うと変わるものです。くださったIさんに綺麗に赤くする秘訣を今度うかがってみようと思っています。Iさん、ありがとうございました。ごちそうさまです。

来年はどのくらい採れるかわかりませんが、今年みたいに沢山取れたらこのページに載せますので欲しい人は貰いに来てください。

夏の終わり

21日に仲間寺の大施餓鬼会が、22日に京都での勉強会が、そして昨日でアルバイト先の塾の夏期講習が終わり、せわしない夏が終わりました。ふと気付くと夜は涼しくなっており夏が終わりかけています。この夏は予定外にアルバイトの仕事が多く入ってしまい「住職が寺にいないなんて」と副住職にしかられながらアルバイトに行き、無い日は寺の仕事とマンボウのような私には珍しくよく動いた夏でした。

そうそう、今年は梅干しを沢山漬けました。干すのがなかなか大変で大施餓鬼会までに干せた分はいらしてくださった方に少しずつですがお持ちいただきました。棚経に回った先などで「美味しかった」と言ってくださる方もいらしてすっかり気を良くしています。お彼岸にも配ろうかしらなどと思っています。でも、その後なかなか干せずに今に至っています。ちゃんと全部干しきるのかしら。と、ちと不安でもあります。

この夏は今のところ蚊が少ないです。また、セミの鳴くのも遅かった気がします。気のせいかなとも思っていたのですが顔を合わせた他のひとはお寺さんも言っていたので気のせいではなさそうです。さて、これからちょっと涼しくなっており一気に蚊が出てくるのか・・・。お墓参り用に蚊を避ける スプレーやスキンガードなどを客殿玄関に用意してますのでお墓参りの方、遠慮無くお使いください。

お盆がおわって

今年も無事にお棚経を終えました。時折雨が激しく降るときもありましたが降ったり止んだりが短い時間で繰り返されたので外に出ている時は降ってなかったり、ありがたいことにあまり影響を受けずにまわることができました。

新盆のお宅をまわると去年はいつもの優しい笑顔で迎えてくれたのに、お世話になったなぁ、などと亡くなられた方を思い出されてちょっと寂しい気持ちにもなったのですが、子供や孫、親戚が集まっている様子に暖かい気持ちになりました。

去年は赤ちゃんだった子がきちんと挨拶できたり、身長が伸びてすっかり大人びたり、成長していく子供達を嬉しく眺め、お定まりの「宿題は終わった?」と声をかけ「終わった」という返事に過去の自分と比べて(なんて優秀!)と感心したのでした。

今年、一番気になったのはHさんの隣人の話です。Hさんは季節のご挨拶にいつも綺麗なお花をお持ちくださり、棚経に行ったときも「移動中召し上がってください。」と飲み物を持たせてくださる、そんな方です。その方が隣人の嫌がらせにずっと困っているというのです。Hさん宅に行く道を自分の所有と根拠なく言い張り、通る人に罵声を浴びせたりゴミを撒いたりするのだそうです。裁判ではっきりさせてもまた元通り。同じように嫌がらせを受けていた人は引っ越されたそうです。「引っ越すわけにもいかないし」とほとほと困り果てているHさんが本当にお気の毒でした。隣人の方がまともになってHさんが穏やかに暮らせるように祈ることしかできないのが歯がゆいです。