住職のつぶやき

お葬式

先日珍しく自宅でのご葬儀があった。最近はほとんど葬儀屋さんの会館で行うので私が住職になってから初めてかもしれない。コロナで人寄せしなくなったので自宅でする人が増えてきたと今回の葬儀屋さんは言っていた。副住職が言うには色んなお葬式の形を考える人が出てきているとテレビでやっていたそうだ。結婚式が個性豊かになってきたのだからお葬式だってさもありなん。私だったらどういう風にしようかなぁ。御香典の代わりに花を一輪持ってきてもらってお花を棺桶に入れながらお別れ。BGMには好きだった曲を次々流す。ビージーズ、クイーン、BIGBANG、などなど。その後時間のある人は席に座ってお経を聞きながら「あいつ、バカだったよなぁ」とかしみじみ思い出していただき、読経が終わったらお茶やらコーヒー、お菓子など食べながら思い出話ししてもらうなんてどうだろう。「お坊さんのお葬式は決まってるんだからそんなのできるわけないでしょ。」と副住職が言ってます。

ちなみに、うちのお檀家さんのお葬式は私がお経を読まなければいけません。これも決まってます。

貸本

子供の頃、横浜の親戚の家に泊まりに行くと伯母が貸本屋に連れていってマンガを借りてくれた。伊勢原にはそんなものは無く都会は違うなぁと思っていた。マンガはずっと買う物だったのが最近DVDのレンタルショップが貸本を扱うようになったのでもっぱら借りて読むようになった。家にたまらないし最高と思っていたのだが困った点が二つ。一つは楽しみに読んでいた物が突然店先から消えること。あの続きはどうしろと?買って読めと?もう一つは新刊が入るまでに前に読んだ内容を忘れてしまうこと。一度読んだマンガはセリフまで覚えていた若かりし日が懐かしい。

大人の修学旅行

きっかけはEちゃんのお嬢さんが就職してディズニーランドのアトラクションで今は働いているという話しだった。「それは会いに行かねば!」「ディズニーランド行くよ!」と、なり「え~、あんな混んでるとこ行きたくない。」とごねるKちゃんを「今は入場制限しててそんなに混んでないから」と無理矢理連れて還暦過ぎのおばちゃん三人でディズニーに行くこととなったのでした。なんせEちゃんは長野在住、都心に出てくるだけで一日仕事。前後は宿泊だよね。ディズニーのホテルはどこもウン万円すると思っていたら伊勢原のルートインと同じぐらいの値段で泊まれるところもあった。泊まれば飲めるじゃん!話しはガンガン進む。肝心のランドのチケットが取れずにあたふたしてたらEちゃんの別の娘が仕事関係から取ってくれた。ホテルも抑え、ランドでの昼食はお酒が飲めるレストランを抑えた!完璧!そうこうしているうちに二人がもう一日休みが取れたと言い出した。よし!温泉だ!と犬吠埼に宿を取り、いきなり三泊四日の『大人の修学旅行』となったのでした。

ディズニーでは入園そうそう偶然、働いてるEちゃんのお嬢さんに遭遇。しぶしぶ連れてこられていたKちゃんだったが、スターツアーズで指名手配犯としてスクリーンに写し出され、俄然乗り気に。スティッチ・エンカウンターでは私が選ばれてスティッチとお友達になり「○○子!」と名前を散々呼ばれて大盛り上がり。アトラクションはどれも並んでも30分ぐらい。パレード、花火も楽しみ、最後は足が痛くなってしまったEちゃんを車イスに乗せるというアトラクションまでできた。

翌日は銚子で100年の歴史がある醤油蔵を見学、地球が丸くみえる展望台で地球の丸さを実感し、義経に置いていかれてないてた犬が岩になった犬岩を見てちょっと哀しくなったり、乗りたかった銚子電鉄で行ったり来たりして過ごした。そして酒も飲めないぐらいお腹いっぱい食べて、温泉で疲れを癒したのでした。銚子の伝統工芸品である銚子ちぢみのハンカチをKちゃんがみんなおそろいで記念に買ってくれたことも忘れてはならない。

最終日はKちゃんリクエストの伊能忠敬記念館。「予習してくるように」と厳命が下されていたので、伊能忠敬のお墓は浅草のお寺にあるなんて豆知識ができた。

「じゃあ、次は秋にまた修学旅行しよう!」って言ってたけど修学旅行ってそんなにしょっちゅう行ったっけ?

こんな風に元気に遊べるってありがたい。

卒院式

甥が無事に東寺伝法学院を卒院し僧侶となった。とりあえず次の世代ができてホッとしたというのが正直な気持ちだ。少なくとも「住職になったら寺のお金使い放題ですよね」なんて言いそうもない人間が継いでくれるのだから。未だに『坊主丸儲け』なんて言葉を信じている人が時々いて「定年したら資格とって坊さんになろうと思うんです。楽で儲かって良いですよね。」と言ってのけた強者もいる。ぜひなっていただきたい。仏さんの教えに触れてきっと少しまともになるから。

甥は入学したときに140kgだった体重が85kgになり「正座が楽になった」そうだ。減ったこの55kgは一緒に修行した子の体重とほぼ同じというから笑ってしまう。仏教タイムズ(?)が取材していたので載るのかもしれない。

三光寺の坊さんの平均年齢がぐっと下がった。甥はもちろん私達もまだまだ勉強しなければ。今後ともどうぞよろしくお願いします。

祈り

連日の戦争報道に胸が痛みます。テレビに映し出される砲撃で傷ついた子供や親に手を引かれ避難する子供の姿は見ていて辛くなります。

『ミステリと言う勿れ』という今放映しているドラマの原作コミックの1ページです。これは事実でしょうか。だからプーチンはこんな愚かなことを始めたのでしょうか。

これから京都東寺でうちの宗派のお坊さんが集まって法要があります。たぶん、平和祈願となるでしょう。人の命の尊さがプーチンに伝わりますように。

ウクライナに平和を

この前、ロシアの事をルール無用国家と言ったが、その後本当にその通りの事をしでかした。

ウクライナの事を思うと心が痛む。

でも、第三者として公平に物事を考えるとすると、百歩、いや、千歩、万歩、譲ってプーチンが言うウクライナでのロシア派に対する虐待があったとしよう。「自分は虐待されたロシア派です。ロシア国民になりたいです。」という人に手を上げてもらってその人数の割合だけロシアに国土を譲ることで決着できないだろうか。

命は何よりも大事だと思う。

一日も早くウクライナに平和が戻ることを祈る。