花粉症

花粉症

花粉症の季節になると普段でもいささかポンコツ気味の副住職がかなりポンコツになって使えない日々が続く。カレンダーにメモするのに違う月に書いてしまったり、渡さなければいけないものを忘れたり、お檀家様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。

そういう私も8~9年ほど前までは毎年花粉症でどうにもならないポンコツとなっていた。どのくらいポンコツだったかと言うと、30年以上も前になるがまだ新入社員だった頃、上司に社外へお使いを頼まれた時に「(花粉症で)こんな状態の私に外へ行けと言うんですか?!」とくってかかったことがある。花粉の季節になると鼻水との戦いに敗れ耳がおかしくなり耳鼻科に通うそんな毎年だった。

ところが、父の後を継いで住職となり寺に入って毎日仏さんを拝むようになって二年目ぐらいだったか、花粉症のシーズンに鼻水のかわりに咳が激しくでて喘息のようになった。そして、次のシーズンから花粉症はほとんど無くなったのだ。

仏さんのご利益なのか単に年を取ったからなのかはわからない。ただ、花粉症で苦しんでる方々、こんな風に突然症状が軽くなることもあるのです。希望を捨ててはいけません。でも、これだけ花粉症の人が多いのだから国をあげてどうにかするべき課題だと思うのだがどうだろう。