疫病退散の呪文

疫病退散の呪文

アメリカの大統領が中国の武漢にあるウイルス研究所から今回のウイルスが出たと、今ごろになって私の言ってたような冗談を言ってるのかと思ったら本気でいっているようで驚いた。いくら中国でもそこまではしないと思い込んでいた私は人がいいのか、あまいのか・・・。

さて、4月の上旬に机上の片付けをしていたら裏紙の束の中に6年ほど前に亡くなった伯父と4年ほど前に亡くなったその娘(従姉M)の年回予定表がでてきました。本来、葬儀の時に作ってご家族に渡すのですが時々渡し忘れます。何故かその二人のだけ裏紙の束に紛れていました。特に気にも留めずにいたのですが、その次の日、従姉JからLINEがきました。「Gちゃん(従姉Mの息子。大学病院の救急外来勤務)が病院の最前線でコロナと戦ってるらしい」と。「あぁ、それでか。何故か伯父さんとMの年回予定表が出てきたんだよ。わかった。無事を祈るよ。」Gちゃんは14日のNHK『医療崩壊防げ!・・・』という番組に現場医師の一人として映っていました。

そしてその数日後。「三光寺さん、興味ありますか?」と知り合いのご住職が『大山詣り』という有隣新書をくださいました。その89ページに『仏説却温黄神呪経』「高熱を発生させる流行性感染症をもたらす七つの鬼神を退散させるために有効な呪文」「臨済宗や真言宗の朝晩の勤行として唱えられたお経」という記述があったのです。「これだ!」と思い、本を下さったご住職にお礼状の中でこのお経についてお尋ねしたところ、後日、「六大新報(業界紙)にこのお経について記事が載っていたので取り寄せました。」とご連絡くださいました。そして本日その経本が届き、私にも一冊分けてくださいました。兵庫県の福田寺様が今回の新型コロナウイルスによる混乱の時局の収束、罹患者の快癒を祈念して、却温神呪経を印施されたものです。福田寺様ありがとうございます。

以下がその呪文です。(ルビがふれなくて読みにくくなりました。すみません。)

南無仏陀耶ノウボウブダヤ 南無達磨耶ノウボウダラマヤ 南無僧伽耶ノウボウソウギャヤ 南無十方諸仏ノウボウジッポウショブツ 南無諸菩薩摩訶薩ノウボウショボサツマカサツ 南無諸聖僧ノウボウショショウソウ 南無咒師ノウボウシュシ(某甲) 沙羅佉シャラキヤ 沙羅佉 沙羅佉 

夢多難鬼ムタナンキ 阿尼鬼アキャニキ 尼尸鬼ニキャシキ 阿那鬼アキャナキ 波羅尼鬼ハラニキ 阿毘羅鬼アビラキ 波提梨鬼ハダイリキ 疾去シツコ 疾去 莫得久住マクトククウジュウ

新型コロナウイルス感染症の一日も早い終息、罹患者の快癒、を祈ってお唱えしたいと思います。私の『却温神呪経』を知りたいという一言にお付き合いくださり経本を取り寄せてくださった二宮の西光寺様ありがとうございます。