土地区画整理事業

土地区画整理事業

第二東名の伊勢原北インター付近の土地を計画的に開発しようという計画の会議があった。

どういう計画かというと、計画地域にある個人個人が持っている土地の一部をそれぞれが提供して資金を作り、それを使ってそれぞれの土地を再編成して、まとめて大きく使えるようにして企業に貸したり売ったりして利益を得る。区画整理をすると土地の価格が上がるので提供して少なくなった土地でも価値的には同じということらしい。私としてはこの計画には色々?がある。というより、そもそも寺には売却できるような余分な土地がないので一部を提供しろと言われてもその時点で困ってしまうし、土地の価値が上がっても売ることができる土地がないのだから、なんの利益も今のところ思いつかない。思いつくのはまた墓地や建物を移転するという超~~面倒くさい作業がまたあるのかもということだけだ。しかも今回は公共事業による接収ではないから下手をすれば費用は自分持ちか?

みんなよく賛成できるなぁと思っていたら今回の会議でちょっと見えてきた。一人の人が質問したのだ。提供した土地の売却益が事業費より多くて余った時は全員に分配返却してくれるのかと。目からうろことはこのこと。私はむしろ事業費が膨らんで負債をさらに割り当てられることを心配していたのに・・・。儲かるとは考えてもみなかった。前向きだなぁと妙に感心してしまった。でも、工事期間中の使えない土地に対しても市街化調整区域を外した新税制で固定資産税を徴収するという話にはさすがに怒る人がいた。市は個人に負担させて土地区画整備を進めてさらに使えない間の土地に高い税金までかけるのかと。

ようやく色々見え始めてきたのかな。それにしても議決権の83票のうち51票を会長が持っているような採決をしている状態の会議になっていることを委任状を出した人たちは知っているのだろうか?会長が義侠心にあふれ「ここは市のためにひと肌脱いで高い税金払おうじゃないか」って賛成したらそうなってしまうということを。

市は収入が欲しいのかもしれないがただ企業を誘致して目先の利益を得ることばかり考えていては本当の市の為とは言えないと思う。伊勢原市の良いところは何なのか?何を一番の売りにしたいのか?もう少ししっかり考えるべきではないのかなぁ。