ルール無用

ルール無用

若い頃、徹夜で仕事をして一度帰宅してまたすぐ仕事に向かうという過酷な状況下の電車の中で爆睡していた。その時いきなり膝頭を叩かれた「ちょっと、あんた、立ちなさいよ!」寝ぼけ半分何が起きたのかわからぬまま立ち上がると私を叩き起こしたと思われる老女が当然のように私が立った後の席に座った。こんな理不尽な話があるのか?と覚醒してから思ったが相手はお年寄りだからしかたない。

先日、地方に行った時2両編成の電車に乗る事があった。1両は指定席(買おうと思ったら売り切れ)自由席は残りの1両。すでに乗り口には列ができており私の前には7、8人並んでいた。足の具合もあまりよくないし、一時間半乗る予定なのでできれば座りたかった。乗車が始まり前の人から順に左右のボックス席に吸い込まれていく。(やった~っ!空いてた!)座席前にサイドステップで横入りし座ると背中に人の手が。「ここは私が座ろうと取ったんだけど」後ろにいた老女が言う。(え?私が座ろうと先に並んでたよね。)老人にそんなことは言えない。こんな理不尽な話があるのか?

電車理不尽な話シリーズができたから良しとする。年取ってなくても座りたい時もある。譲れるときは譲るようにしてます。だから理不尽話は増えないで欲しいなぁ。