お盆

お盆

このコロナ禍の中でお盆のお棚経をどうするか役員会で話し合ったところ「密にはならない」「時間が短い」そして一度無くすとこういうことは復活が難しくなるだろうということで例年通り回ることにしました。もちろん気になる方は遠慮なくお断りくださいという一文を添えてのご案内をしました。約30パーセントの方からご供養は寺でお願いしますというお断りがあり、また、できるだけ滞在時間を少なくしてまわったため時間に余裕のあるお棚経でした。棚経を断った方の中には緊急事態宣言中に田舎で親戚が無くなり葬式に行けなかったのでせめて新盆にお線香をあげに行きたいという方もいらっしゃいました。お葬式すらまともに出せない状態が続いています。異常事態であることを強く感じます。

朝、寺を出発前に検温し熱発が無いことを確認。口元にマウスシールドを着用して回りました。普段は塗香で清めるのですがアルコールを小さいスプレーボトルに入れて持ち歩き手指消毒をしてからご供養をするという一風変わった様子となりました。お経も声を抑えて早口に、挨拶もそこそこに余分な会話をせず感染防止に努めました。「あの夏はあんなだったねぇ。」と笑い話になる日が早く来るといいのですが。