住職のつぶやき

お彼岸

お彼岸でたくさんの方がお参りにみえる。本尊さんをお参りしてそれぞれのお墓をお参りされる。

うちのお寺は境内墓地の他寺から少し離れたところに二か所墓地がある。その一つの墓地には無縁仏塔があり後の供養をする人がいなくなった無縁さんが眠っている。お彼岸に墓地に行くとその無縁仏塔にお線香が手向けられているのをよく見る。「うちのお檀家さんたちは優しいなぁ」と嬉しく思いながら手を合わせる。自分の父、母で二人、そのまた父母で4人、そのまた父母が8人・・・こうして10代さかのぼっただけで1024人になる。私の命のつながってきたもとのたくさんのご先祖様の中にはどこかで無縁さんとなっている人もいるにちがいない。今ある自分の命に、つながってきた沢山の命に、その命を支えてくれたたくさんの命に感謝したい。お彼岸とはそういうことを考える日かと思う。

 

センテンススプリング!

ようやく3月になり怒涛の2月が終わりました。

 2月は週二日のアルバイトがお休みの時期ということもあって、ここぞとばかりに家族旅行の予定を入れて遊ぶ気満々だったのですが、なんとお葬式が月に4回という私が住職になっていらいの新記録が樹立されたのです。一月の末にも一回あったので気分的には5回です。明日やれることは今日やらない、夏休みの最後は宿題に追われて常に泣いているという性分なので、やらなければいけないことが山積みになったのは言うまでもありません。6年ほど前にほぼ連続して3回ということがありました。この時は斎場もずっと同じ場所だったので斎場の人と「住職、泊まってく?」「嫌だ!帰る!」と冗談を言いあった記憶があります。その時いらいのできごとでした。

某週刊誌センテンススプリングは何年か前に『寺はすごい儲けている。お葬式一回のお布施が平均50万円(これは結構あってます)、月に25回として(週休二日設定?)それだけで月に1250万の収入がある(すげ~っ!)』というような記事を載せてました。月に25回のお葬式。ご戒名を考えて、書き物(お位牌、塔婆、など)をして、枕経、お通夜、お葬式・・・地域や状況で省けるところがあるとしても・・・無理。ちなみに、うちのお寺ではお葬式は普通月に1回あるかどうかです。月に4回というのはもう超ビックリなんです。月に4回のお葬式でさえ忙しくていっぱいいっぱいなのに、25回なんて・・・。センテンススプリングさんもうちょっと考えて試算してください。

 

真珠湾

安倍総理が真珠湾を訪問し、真珠湾攻撃の犠牲者を慰霊した。

あれはもう20年ほど前になる。父(先代 常善和尚)が「ハワイに行きたい。」と言い出した。「どこに行きたいの?」父が行きたかったのは一か所だけ、『パールハーバー』だった。昭和3年生まれの父は14歳で家族の反対を押し切り予科練に入った。終戦があと3日遅かったら生きて帰ってこなかっただろうと聞いている。パールハーバーで海に向かいスーツに輪袈裟をかけ珠数を手に祈る父の姿が忘れられない。

子供の頃は「愚かな戦争に自分から行ったなんて馬鹿じゃないの」と思っていた。少し大きくなってからは戦争が始まってしまったら「自分の愛する家族、友人を守りたい」そういう気持ちが止められなかったんだろうと少し理解できるようになった。

戦争が始まらないように、今が戦前にならないように一人一人が気にかけていくべきではないだろうか。それが、自分の大切な人たちを守ることになるのだと思う。

来る平成29年が良い年になりますように。

 

米大統領選

トランプさんが勝利した。

先日EUを離脱したイギリス、そしてトランプ氏を大統領に選んだアメリカ、先進国と呼ばれ世界のリーダーとして走ってきた国が世界を見ることをやめ自国の保護にのみ目を向けることになったということか。自分の国さえ良ければ良いという考え方を支持する人が多いということだろう。テロなど暴力による主張が増加しているこの状況で自分だけが潤えばよいという考え方はあまりに利己的で恐怖を感じる。

風邪には

葛根湯で風邪の引きはじめで救われたかと思いきや、その後ぶりかえし初めて「声がでない風邪」を経験することに。二日間ほど声がまともにでず、しかもそれがご葬儀とぶつかるという間の悪さ。仏さん、お施主さんごめんなさい。

四十年来の友人でもある医者がいうには「きちんと食べて運動して、日ごろから風邪を寄せ付けない体をつくることが大切」だそうです。いつも三日坊主に終わるウォーキングでもまた始めようかと思うのでした。

葛根湯

お彼岸に入りました。天気予報を見るとどうも雨が多そうです。お参りの方、足元が悪いので気を付けてくださいね。

さて、先々週あたりから我が家では風邪が流行っている。身体が痛くなりあっという間に熱が出るというインフルエンザもどきの風邪で、すでに二人倒れた。夏風邪なので当然私にも順番が回ってくる。「喉がイガイガして声が変」そう言うと最初の犠牲者、というよりどこかでこの風邪を拾ってきた犯人である妹が「熱が出る前の本当の引きはじめの風邪には葛根湯がいいんだって。〇〇先生(自分が倒れた時にかかったお医者さん)が言ってた。たぶん三時間おきぐらいに葛根湯を飲むといいらしいよ。」極めて不確かなあやふやな情報なのだが、取り合えず言われるままに『一日三回服用』と書いてあるのを無視して三時間おきぐらいに飲んだ。そうしたら次の日には症状が治まっていた。信じるか信じないかはあなた次第です。