お盆がおわって

お盆がおわって

今年も無事にお棚経を終えました。時折雨が激しく降るときもありましたが降ったり止んだりが短い時間で繰り返されたので外に出ている時は降ってなかったり、ありがたいことにあまり影響を受けずにまわることができました。

新盆のお宅をまわると去年はいつもの優しい笑顔で迎えてくれたのに、お世話になったなぁ、などと亡くなられた方を思い出されてちょっと寂しい気持ちにもなったのですが、子供や孫、親戚が集まっている様子に暖かい気持ちになりました。

去年は赤ちゃんだった子がきちんと挨拶できたり、身長が伸びてすっかり大人びたり、成長していく子供達を嬉しく眺め、お定まりの「宿題は終わった?」と声をかけ「終わった」という返事に過去の自分と比べて(なんて優秀!)と感心したのでした。

今年、一番気になったのはHさんの隣人の話です。Hさんは季節のご挨拶にいつも綺麗なお花をお持ちくださり、棚経に行ったときも「移動中召し上がってください。」と飲み物を持たせてくださる、そんな方です。その方が隣人の嫌がらせにずっと困っているというのです。Hさん宅に行く道を自分の所有と根拠なく言い張り、通る人に罵声を浴びせたりゴミを撒いたりするのだそうです。裁判ではっきりさせてもまた元通り。同じように嫌がらせを受けていた人は引っ越されたそうです。「引っ越すわけにもいかないし」とほとほと困り果てているHさんが本当にお気の毒でした。隣人の方がまともになってHさんが穏やかに暮らせるように祈ることしかできないのが歯がゆいです。