住職のつぶやき

最近高校時代の友人に勧められて始めたfacebookつながりで高校時代の友人と数十年ぶりに会って飲んだり食べたりという機会ができてきた。不思議なのは高校時代はほとんど面識がなかった人と今頃になって親しくなっているということだ。先週末は同級生が恵比寿でお店をやっているので、そこに7人ばかり集まって女子会(婦人会?)。話が弾むうちに、友人I「うちの菩提寺は鴨宮のA院さん。」、私「知ってる。うちの宗派の関係で今度ご一緒に役員するお寺さん。」、友人S「うちはT院さんだよ。」「知ってる。市の仏教会でご一緒させていただき仲良くしていただいてる。」という話が出てきた。ちなみにもう一人、同じ宗派のお寺で私によく声をかけてくれた優しいご住職(もう亡くなられましたが)の息子さんの元嫁という人も。三人とも今になって仲良くなった人たちだ。仏さんのご縁かなと思う。

千両と樒

お正月に飾った花の中にあった千両だけが枯れないので季節外れは承知でまだ飾ってある。本堂が冷蔵庫のような温度のせいもあるのだろうがその強さに驚く。生命力が強いこともあってお正月の花として使うのだろうか。

1月の初地蔵会の修法で使った樒もまだ元気でつい最近花を咲かせた。この生命力の強さ故に修法で使うのだろうか。

昔からやっていることには何か意味があるのかなと思う。

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お彼岸

明日から一週間春のお彼岸です。お墓参りにお出かけになる方も多いかと思います。

87歳になる叔母がしてくれたお墓参りの話です。子供の頃お墓参りに行くと自分のご先祖さんのところにお線香をあげた後「ヤブネさん」にも必ずあげた。というのです。「ヤブネ?」何のことかと思ったら無縁さんのことのようです。行き倒れとかみよりのない人を藪の根本に埋葬したので「藪根(ヤブネ)」。良い習慣ですね。

私たちには両親がいて、その両親にも両親がいて、・・と10代さかのぼるだけでご先祖様は千人を超えます。ご先祖様の中には無縁さんになっておられる方もいらっしゃるでしょう。自分の家のお墓まいりと一緒に無縁さんにも手を合わせる、そんな優しさがあるといいですね。

 

「そだね~。」

日本のカーリング女子が銅メダルに耀いた。いつ見ても笑顔で見ていてほっこりした人も多いのではないだろうか。受賞後のインタビューで吉田知那美選手が「失敗してもそれを責めないで次頑張ろう」という笑顔なんだというようなことを言っていた。それを喜んでもらえたならよかったというようなことも。『和顔施』だね。そだね~。我が家のブームは「そだね~。」になった。ちょっと前まで「ち・が・う だろー!」だったのと比べると家の中の雰囲気がガラリと変わった。おめでとう、そしてありがとうLS北見。

雪2

思った以上にすごい雪で東京は帰宅困難者も出て大変だったようです。昨日「昨日じゃなくてよかった」と書きましたが多くの人は「休みの昨日だったらよかったのに」と思ったかもしれません。大変な思いをされた方々すみません。これが有名人のSNSでの発言だったりするといわゆる炎上っていうのになるんでしょうか。残念ながら打たれ弱い私はブログに対するご意見はメールでしか受け付けてません。あしからず。しかしあのTwitterなどに見られる辛辣な嫌な言葉は何なんでしょう?ペンは剣より強しでしたっけ?言葉は人を傷つけるのに十分な武器であることをもっと自覚してほしいとおもいます。

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昨日法事をしたI家のお嬢さんから前日にお問い合わせをいただいたときに「寒くなるようですが、伊勢原の天気はどうですか?雪とか降りませんか?」と聞かれ「この辺は寒いけどめったに雪は降らないんですよ。」と笑って答えたのに、この雪です(-_-;)  昨日降らなくて良かったと心から思いました。