西富岡・向畑遺跡

西富岡・向畑遺跡

当山の裏手、数百メートル行った山のふもとから3000年程前の木が発掘されたというニュースが最近新聞に乗りました。先週末にその遺跡の見学会があり出かけてみました。会場には調査の為に切り出された縄文時代の木が輪切りになって展示され自由に触れました。木の皮まで残っているのは珍しいとのこと。説明のパネルも数枚あり研究員の方々が詳しい説明をしてくれました。実物は見られませんでしたが一緒に発掘された昆虫や鳥の羽の写真が見られました。玉虫はあの綺麗な緑色のままで、鳥の羽は柔らかそうでした。葉っぱも緑色のまま発掘されたそうです。どれも空気に触れるとあっというまに劣化していくので直ぐに-80℃で冷凍するのだそうです。これを聞いてワクチンか?と思いました。笑笑。人が暮らしていた様子もあるのでこの後調査が進むともっと色々出てきてすごく有名な遺跡になるのではないかと期待がふくらみます。

この辺りは暮らしやすい土地だったのだと改めて思いました。古くからの家は3000年以上も前からこの地に代々暮らし続けてきたのでしょう。そう考えると凄いです。ここに60年暮らしても新参ものと言われるわけですね。