お葬式が続いてなんとなく気持ちが沈んでいたので面白いドラマでも見ようと思ってちょっと前に世界的に流行した韓国ドラマ『愛の不時着』をもう一度見てみた。韓国の財閥の娘で事業家のユン・セリ(ソン・イエジン)がハングライダーの事故で北朝鮮に不時着しリ・ジョンヒョン(ヒョンビン)率いる中隊と出会い恋に落ちていく・・・というラブロマンスだ。一度見たドラマでも「面白かった」という記憶は残っているのだが詳しい内容はほとんど忘れていてほぼほぼ新鮮に楽しめてしまうのが情けない。北朝鮮の村のおばちゃんたちや、中隊の兵隊さんたちが個性的で面白い。北朝鮮の停電の話や外国からの客があるときには見える範囲は明かりをつけたり水道が出るようにするという話を聞いていたので本当なんだと再確認したり。冷静に考えると突っ込み処も満載なのだがそれも気にならないほど面白い。面白かったのに。全話見終わって一番印象に残ったのは主人公、美男美女のラブシーンでは無く、中隊の中の一番若い兵隊さんが韓国に来て耳がぴょこぴょこ動く帽子を買ってはしゃいでるシーンだった。そんな物で喜ぶほど幼い子が兵士となり戦わされるのかと思うと悲しくなった。金正恩がロシアに兵隊を送るという。あんな幼い兵士達が自国を守るためならまだしも、他国のしかも侵略戦争に加担しに行かされるのかと思うと不憫でならない。
気晴らしをするためにドラマを見たのに・・・